映画「ウォーロード」のレビュー

「ウォーロード」は、中国映画らしい重厚さのある映画です。
舞台は太平天国の乱の時代、西大后が君臨する清朝のころ。
清の将軍のジェット・リーと、山賊のアンディ・ラウ、それに金城武の3人が義兄弟の契りを交わし、清の軍に加わって闘いを繰り広げていきます。厳しい闘いの中、多くの犠牲を出しながらも勝利をおさめていく彼らですが、その働きが認められ、成功したにも関わらず、一人の女性をめぐって3人の間に亀裂が走り、最後はお互いに殺し合い、3人とも死んでしまう。

 

戦闘の場面は、いかにも中国らしい人海戦術で、モブシーンの迫力がすごいと思いました。
ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武の3人の個性がそれぞれ引き立っていて、とても魅力的に描かれていたと思います。
キャラクターのはっきりした3人のキャスティングがとてもうまくいっていました。
ジェット・リーはすぐれた将軍だけれども、宮廷のどろどろした政治には向かず、結局陥れられてしまうところが悲しかったです。
全体に重たい雰囲気があって暗いかもしれないですが、すぐれた映画だと思いました。